1.電気炉


電気炉で素材を溶かします。溶かす素材は鉄くずすなわちスクラップです。
宮城県を中心に東北各県から持ち込まれたスクラップは、場内に一度仮置きされたあと、 十数種類あるスクラップを配合しながら、磁石でバケットに挿入します。

次にスクラップを積んだバケットは、天井クレーンで電気炉上まで運ばれます。
バケットのテールが開き、電気炉内にスクラップが挿入されます。
その後通電によってカーボン電極とスクラップの間にアーク放電を生じさせ、 アーク熱と助燃剤によって溶解し、約1650度の温度まで昇熱され溶鋼となります。

この溶鋼を次の連続鋳造設備に移すために、溶鋼鍋に出鋼します。
このとき製品の種類に応じて、合金鉄を添加します。
当社では、溶鋼を炉底より出鋼する、EBT方式エキセントリックボトムタッピングを採用しており、 この出鋼から、次の出鋼までの所要時間は約50分と世界のトップレベルに達しています。
溶鋼鍋に入れられた溶鋼はさらに最終の成分調整をするために、不活性ガスによりガスバブリングをします。

電気炉の心臓とも言うべきトランスを2007年8月に更新しました。
容量をアップしたことにより操業成績が飛躍的に向上し、国内電気炉でもトップクラスの原単位を達成しています。



2. 連続鋳造設備

連続鋳造設備では、電気炉で作られた溶鋼を鋳型に連続的に流し込んでいきます。

さらにスプレー水にて冷却凝固したあと、シャーで所定の長さで切断され、 120ミリ角のビレットと呼ばれる半製品にします。
このときのビレットの温度は、約千度になっていますが、ほとんどのビレットは そのまま直接次の工程である圧延設備に搬送され、一部はいったん保管されます。

保管されたビレットを圧延するときは、昇熱炉で約千度まで加熱しますが、 保管中の温度低下を極力小さくするよう、保温ボックスを使用し、省エネに努めています。